シアトルにいた時に
自分が外国人になって
初めて感じた事。
それは希少性。
大学の授業で
スペイン語を取って
教室に向かったら
生徒は全員アメリカ人。
今まで
全員日本人
という
日本人が多数の
コミュニティにしか
いた事がなかったから
初めての体験。
スペイン語のクラス以外でも
パーティやお出かけする時に
「日本人枠」
という希少な席を
アメリカ人のコミュニティで
確保できた事が
たくさんのアメリカ人と
仲良くなる事が
できた理由の一つ。
もちろん
たくさんの日本人が
シアトルにはいたけど
ほぼ大半が
日本人のコミュニティを作って
毎日のように
日本人とつるんでたから
「日本人枠」という席を
確保するのは難しくなかった。
日本に帰ってきてからも
希少性を常に考えてきた。
学校や会社というグループで
希少な人材になること。
例えば
英会話学校で働いている時
講師の大半が女性。
まず
男性英語講師というだけで
希少性がある業界。
そして
講師の大半が
帰国子女や
英語が上手い人
だったけど
パソコンやエクセルを使える人が
圧倒的に少なかった。
だから
仕事で使えそうな
簡単な関数を
少し学んで使うだけで
凄い!
と言われるようになった。
大半の人が
英語講師なら
英語を学ぶ事が
大事だと思うけど
みんな頑張るから
競争の倍率が高過ぎる。
それなら
倍率が少ない
希少価値のあるところで
勝負する方が
圧倒的に評価されやすい。
今の会社でも
他の人ができる事を
いくら頑張っても
会社からの評価は
圧倒的に上がらない。
最近、英語を話せる人が
どんどん入社してきたから
そこで英語を
より頑張るんじゃなくて
彼らが持っていない
プラスアルファを常に考える。
プログラマーなら
プログラマーがたくさんいる
IT会社にはいるのではなくて
プログラマーが一人もいないような
普通の会社に入る。
そこで
簡単なシステムを作ったり
他の社員ができない事ができると
会社から重宝される。
弁護士なら
弁護士がたくさんいる
弁護士事務所に入るのではなくて
普通の会社で
他の社員が真似できない
「弁護士枠」
を確保する。
もちろん
ある程度経験を積む為に
IT会社や弁護士事務所に
入るのは大事だけど
仕事の流れを学んだら
あとは
希少な存在に
なれる場所を探す。
同じ人種
同じ職種
のグループに入ると
どれだけ特別な
才能があっても
希少性は薄れる。
類は友を呼ぶ
のように
人間は共通点が多い人で
群れる動物だから
仕方ないけど
希少性を分かってる人は
他の人で代替できないから
組織やグループの中では
やっぱり重宝されるんだよね。